デジタルトランスフォーメーション(DX)と2025年の崖

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皆様こんにちは。
システムチームのまるです。

最近テレビで見ましたが、40~50代の間で筋トレが流行っているそうです。その理由ですが、
・人生100年時代を働き抜くため
・仕事でなかなか目に見えた成果を出せないので、続ければ必ず結果が出ることが嬉しい
などの意見がありました。

「めっちゃわかるわ!!」、と共感した私もすぐに始めようと思いましたが、ゴリマッチョはちょっと・・・、と嫁さんに言われているので、細マッチョになるための筋トレ法を調査中です。(調査が終わってから始めます……本当です!)

↓からが本題ですが、みなさんのように面白いネタが思いつかなかったので、少し固い話になってしまいました……

ヴィラ杢園

デジタルトランスフォーメーション(DX)と2025年の崖

さて、最近よく聞く言葉に「デジタルトランスフォーメーション(DX)」があります。
言葉の意味はいろいろなサイトで詳しく説明されていますが、一言で言うと

デジタル技術による業務やビジネスの変革

となります。
企業としては、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通して業務など様々な変革を成し遂げて、競争上の優位を確立することが必須の課題になります。

もう一つ、「2025年の崖」というキーワードも最近よく耳にします。
これは、経済産業省のレポートで使われたのですが、

老朽化したシステムをそのまま使い続けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進まない場合、2025年以降かなりの経済損失(最大12兆円)が生じ、デジタル競争の敗者になる恐れがある」

という警告です。

「2025年の崖」の最大のポイントは、「老朽化したシステム(レガシーシステム)」で、一般的に次のような弊害があると言われています。
・ほとんどが部門やサービスごとに作られていて、全社横断的なデータ利用ができない
・中がどうなっているのかわからない(ブラックボックス化)が、とにかく動いているので、下手に手を加えることができず、カスタマイズが困難
・セキュリティが不安
また、当然ですが「老朽化したシステム(レガシーシステム)」を何とかしようとすると、もの凄い額のお金がかかってしまいますので、企業も二の足を踏んでいるようです。

地域包括ケアシステムの構築も2025年が目途

話は変わりますが、国が進める高齢者政策の柱に「地域包括ケアシステム」の構築があります。
皆さんは私よりも全然詳しいと思いますので恐縮ですが、これは

地域における「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」の5つのサービスを一体的に提供できるケア体制を構築」

することが目的です。
地域包括ケアシステムの構成要素は多岐に渡っていますが、中心的な重要課題は「医療と介護の連携」と言われています。この「医療と介護の連携」を実現するにあたっても、「老朽化したシステム(レガシーシステム)」というのは弊害となり得ます。

偶然かもしれませんが、この地域包括ケアシステムの構築も2025年が目途になっています。
介護業界にとって、2025年は非常に大きなターニングポイントになることは間違いなく、それまでに何らかの対策・対応が必要とされています。

2025年の崖を超えるには

では、2025年の崖を超え、地域包括ケアシステムを実現するために何ができるでしょうか?
経済産業省のレポートでは結論として、

「老朽化したシステム(レガシーシステム)」と真剣に向き合い、システムを集中的に刷新して「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を推進する

しかないと述べています。

また、レポートの中では、

廃棄や塩漬けにするものを選別する
必要なものについては刷新する

というように、選択的刷新を計画的に行うことで、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進すれば、2025年の崖は超えることができるとしています。

このようなシステム刷新の過程で、医療福祉連携を実現できる仕組みを自治体と共に考え、機能として組み込んでいくことで、地域包括ケアシステムの実現にも貢献できると思います。

2025年まであまり時間がありません。
2025年の崖を超え、地域包括ケアシステムを実現するためにも、先輩SEであるミスターやあかねの皆さんと、全力で取り組んでいきたいと思います。

 

採用情報|社会福祉法人あかね

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