【夏本番】室内での熱中症にご注意を!!

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関東甲信地方では梅雨が明けたのに、関西はまだまだぐずついた天気が続きそうですね?システムチーム小杉です。

今日はこの時期から多くなる熱中症についてのお話。というか体験談を交えながら綴って行きたいと思います。

先日の話。その日は特にいつもと変わった様子も無く、いつも通り出社しました。毎朝出社時に500mlのペットボトルの水を1本買い午前中に1本飲み干し、午後にも1本買って飲むのが日々のルーティンになっているのですが、この日は朝から忙しく水をほとんど飲むことなく休憩時間を迎えました。

昼食後コップ1杯のアイスコーヒーを飲み、この時点で摂取した水分量は300ml程。今にして思えば汗をかきやすいこの時期、明らかに水分不足です。

午後からも引き続き事務所内で仕事だったのですが、蒸し暑いこの時期天気が悪いせいか
事務所に3か所ある窓の内、開いていたのは私が座っている席の横の小さな窓のみ。もちろんクーラーや扇風機も節電の為にかけていませんでした。

体調に異変を感じたのは休憩から戻り1時間程した頃でした。最初は「頭痛がする」という程度だったのですが、普段から片頭痛持ちの体質の為いつもの頭痛だろうと高を括っていました。

しかし頭痛は酷くなるばかり。この時もまだ最近酷い肩凝りから来る頭痛かな?なんて思っていました。一応この時点では肩凝りの飲み薬と頭痛薬を服用しましたが一向に良くなりません。さらに酷くなる頭痛と吐き気。

そのうち良くなるだろうと仕事を続け2時間が経過したころ、体に新たな異変を感じました。それは… 【体の痺れ】

この時ようやく自身が熱中症であることに気づき、スポーツドリンクを飲んだり、氷で太い血管を冷やそうとしましたが、時すでに遅し……

このままではまた救急車のお世話になると思い、最後の力を振り絞り上司に頼んで近所の病院まで車で送ってもらいました。

因みに1回目2回目

診察の結果、中度の熱中症と診断され、すぐに処置室に通され点滴を行うことになりました。

熱中症は症状によって

軽度(Ⅰ度):現場での応急処置で対応できる軽症

中度(Ⅱ度):病院への搬送を必要とする中等症

重度(Ⅲ度):入院して集中治療の必要性のある重症

の3つに分類されます。

処置をしてくださった看護師さんの話では、私の様に中度の段階で自覚してスポーツドリンクを飲んでも遅い事が多いようで、そんな時は酷くなる前に迷わず病院に来てくださいとの事でした。ちなみに私がこの日お世話になった病院の外来処置室にはベッドが6台ほどあるのですが、そのうちの3台は同じく熱中症で救急搬送されてきた方達でした。

今回得た教訓から、【熱中症にかかった後どうするか?】よりも、如何にして【熱中症にならない様にするか】が大事だと実感しました。

また、処置してくださった看護師さんは

・日頃から十分な睡眠を取る

・丈夫な体を作るためにしっかりとした食生活を送る

・のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給する

・空調の効かない場所では衣服で体温を調整する

と教えてくださいました。

また自分なり熱中症の予防策を調べ、翌日以下の物を揃えました。

【塩分、ミネラル補給タブレット】

人は汗をかくと水分と一緒に塩分などのミネラル分も排出されてしまいます。そのため、水だけを飲んだのでは体内のそれらの成分が余計に薄くなるために、バランスが崩れ色々な支障をきたします。高校生の頃知り合いに頼まれて、電気工事のバイトをしたことがあるのですが、真夏の変電設備所内は50℃以上のなるんです。なので作業開始時に大量のレモンと塩が支給されていました。その時は何故そんな物が必要か理解できなかったのですが、そういうことなんですね。でも今はこんな便利なものがあります。塩分に加え、クエン酸やカリウムも補えます。

【冷感グッズ】

自分で空調の温度が調整できない場合、これらのアイテムを使うだけでも随分と違ってきます(先の看護師さん談)今ではいろいろなメーカーから、スプレーするだけで清涼感が得られたり体の表面温度を下げてくれるスプレーがドラッグストアなどで売られています。

【スポーツドリンク】

ポカリスエットは大塚製薬が製造販売するこの手のドリンクの元祖的な商品で、数あるスポーツドリンクの中でも個人的には一番自分の体に合っているような気がして愛用しています。失われた電解質の補充におススメの商品です。

こちらも同じく大塚グループである大塚製薬工場が製造販売している【経口補水液】なんですが、よくネット上で間違った認識を持たれている方が居られるようですので、用法容量には注意が必要です。

【経口補水液OS-1はガブ飲みするものではありません】

経口補水液OS-1はポカリスエットなどのスポーツドリンクと違い、糖分が少なめで、塩分が多めです。
なので

脱水症状でOS-1をガブガブ飲む

カリウムの過剰摂取で下痢を誘発

結果先ほどよりも酷い脱水症状に見舞われる

といったように用法を間違えると負の連鎖に陥る事も。

この様に注意書きにも、 【医師から脱水状態時の食事療法として指示された場合に限りお飲みください】と書かれています。ですのでOS-1を飲用される方はくれぐれも医師や薬剤師の指導の元におこなってください。

ちなみに私は病院に行った日、看護師さんに「点滴が終わりそうになったらナースコールを鳴らしてください」と言われ、約1時間後にナースコールで看護師さんを呼んだところ、現れた看護師さんの手にはもう1つ点滴が握られており、「もう1本行っときますねぇ」と言われ、都合1リットルの点滴を入れていただきました。それだけ重症だったということですね。

関西地方はこの先も蒸し暑い日が続きますので、皆様熱中症にはくれぐれもご注意くださいませ。

 

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